蚊にかまれた。耳元を飛んでいる。まだ4時だ。あちこちがものすごく大きく赤く膨らんでいる。顔と手と足が痒くて仕方ない。マラリアになるかな。保険に入っていたらよかった。
朝飯はチャイと芋のサンドイッチ
朝ごはんはいつものメニュー。朝ごはんは美味しいけど飽きてきた。中がカレーなのだ!スパイシーなのだ!スパイシーじゃないものが食べたい。
ご飯のあとは、チャイの作り方を教えてもらった。簡単に作るけど、このチャイはウマイ!この家のチャイは本当にめちゃくちゃうまかったので、毎日おかわりを3回はしてました。
サリー
雑談後は、女性陣はサリー(インドの民族衣装)を着させてもらっていた。何度も「シャワーは浴びたのか?」と聞かれていたので、上等なサリーなんでしょう。
僕はガイドブックを読みながら、今日何しようか考える。ガイドのチャオラさんに電話して、「今日は自由行動にします!」と連絡。自由時間がない旅行なんて絶対イヤなので、どこの国でもキャンセルなのです。
今日もコンノートプレイスへ
定番のコンノートプレイスに行ってみる。
Pulbangash駅までの道のり。
コンノートプレイスで見つけたマクドナルドに入ってみる。店の中は若者が多くて、大混雑。なかなか席に座れませんでした…。ハンバーガー食べながら思った、インド料理と宗教はこちら
マクドの後は、グプタさんおススメのミルクシェイクの店(KEVENTER’S ケヴェンタース)のお店を探す。しかし、全然見つからない。マクドからすぐ近くのはずなのに。10分ぐらい歩き回って見つからなかったので、諦めて、そのへんのCafeに入った。
カフェで休憩して行き先を考える
カフェラテとアイスクリームを食べながら行く場所を探す。アイスがおいしい。カレーばっか食べてたら絶対に他のものが食べたくなる。インド人はなぜカレーだけで平気なのだろう?
神が絶対の価値観だからだろうか?自分の感覚よりも神が強いと、身の回りのものに疑問を持たないのかな?
僕だったら、牛肉がおいしかったら食べたいし、アイスを食べて美味しかったらまた食べたい。してはいけないことも、やってみたい。好奇心だ。神を絶対の価値観にしている人たちはそういう感情は生まれないのかな?だとしたら共存は難しそうだな。口論しても噛み合うわけがない。
そんなことを思いながら、近辺の地図をあたまに入れる。そしたら、横のインド人が話しかけてきた。
コンノートプレイスでインド人に話しかけられる
「おい、GWか?」
日本のことをよく知っております。彼は日本語をしゃべれないが、プレミアという日本向けのお茶専門店で働いているらしい。デリーに2店舗あって、今年の7月には新宿に店舗を出すらしい。本当かどうかは知らないが、アジアを旅行していると、こんな感じで話かけてくる人が多い。
俺が「プレミアってお店を知らない」って言うと、「お前の本の157ページを見てみろよ」と言う。持っていた地球の歩き方を見てみたら、本当に載っている!「なんでページ数を知ってるんだ?」と聞くと、俺の店にたくさんその本を置いてあるんだ、だって。
本当っぽい。
インドには何日いるんだ?明日はどこに行くんだ?
いろいろ聞いてくる。予定がないと、ガイドしてくれるでしょうね。「俺はガイドじゃないから、ガイド料もいらないし、提携している店にも連れて行かないよ。」って言うセリフをインドではよく聞きます。
これからはアグラとベナレスに予定は決まってて、チケットも持ってるよ。というと少々残念そうだった。新宿店がseptemberにオープンするそうなので、「じゃ、7月に新宿で会おう」って言って別れたが、苦笑いしてた。
本当だったのか?ウソだったのか?本当に分からん。でも、適当に話をあわせつつ、しっかり断れば、インド人はそこまでグイグイこない。
店を出て、もう一度KEVENTER’S ケヴェンタース(ミルクシェイクの店)を探すが見つけられない。行列もできるほど有名なお店らしいのに。悔しい。
あちこち工事してて、ヘルメット被った人ばっか。観光客らしい人は全然いない。だから、諦めてニューデリーに行くことにした。北に上がって、映画館を出て、そのまま北へ進めばニューデリーです。
映画も見てみたいが、時間がないので、今日はやめた。
ニューデリーの安宿街
ニューデリーまで歩く。コンノートプレイスから歩いて15分ぐらい。ニューデリーには安宿街として有名なメインバザールという通りがあって、バックパッカー向けのゲストハウス、両替屋、食堂、みやげ物屋などが立ち並んでいる。そのメインバザールに入っていくと、たくさんの人で賑わっている。道路はデコボコ。煙っぽい。
最高の笑顔で「コマネチ」ってやってくるやつが3人いた。
誰が流行らせているのか?
ニューデリーにはバックパッカーが多い。1泊300ルピーとか書いてあるから、1000円あれば十分泊まれる。ヨーロッパの人も多い。グプタさんの家の周りはインド人ばっかなので、久しぶりに西洋人を見た。でも、日本人にはほとんど会わない。
そんなに広くない道を牛が歩いていく。
ニューデリーはいろいろ安くて、Tシャツとか45ルピーとかで売ってる。安いなあ。しかし、埃だらけなので買う気がしない。
ニューデリーでインド人に話しかけられる
ここでは、いろんなヤツが話しかけてくる。ガイドはいらん!って何度言うても付いてくる。
話しかけてくるインド人と話をしながら、このへんをウロウロした。声かけてくるヤツがかなりしつこいケースがいるので少々注意。でも、基本的にはそんなに害がない。
だいたい、
「明日は何するのだ?」
「チケットはあるのか?」
「俺は何々が得意だ!」
みたいな感じ。「明日はアグラに決まってて、チケットもあるよ」というと、「よい旅よ!」と言って残念そうに去っていく。
「名前は?」と聞かれて、「YOSHI」と答えると、目をまんまるとさせて、「俺の埼玉の立川の友達と同じ名前だ!」みたいな反応をするヤツがチョイチョイいるが、演技なのか本当なのかほんまに分からん。演技だとしたらかなり迫真の演技。アジアの人はこういうのが上手です。日本人は絶対できないですね。
いろいろ情報を得られるので、こういう勧誘とのやり取りは結構面白い。
そんなこんなでニューデリーに疲れて、移動することに。
オールドデリーに行くか、カーンマーケットに行くか迷ったあげくカーンマーケットに決定!カーンマーケットはデリーの銀座と呼ばれるお洒落なマーケットらしい。
ニューデリーからはコンノートプレイスに向かって歩いてるとオートリキシャが勧誘してきたので金額交渉。200ルピーと言われて全然分からんから150ルピーで交渉開始。最終的に180ルピーになった。あとで本で調べたら50ルピーぐらいが相場らしい。やられた!
ニューデリー周辺は予想以上にふっかけてくるので注意!
オートリキシャで信号待ちのときに、噂の物売りが集まってきた。飛行機のおもちゃを買ってくれ。と言ってくるのだが、商品が悪いと思う。飛行機のおもちゃは買わないよ。人通りの多いところで、1つ買ったら大変なことになりそうだ。
カーンマーケット
オートリキシャで着いたときは、騙されたのかと思うほど人気がない場所で焦ったが、少し歩くとマーケットが出てきた。ここも警備が多い。ポリスだらけだ。
カーンマーケットはデリーの銀座と呼ばれているだけあって、静かなマーケットだった。モノを見てても、ガツガツした営業がない。こういうほうが日本人は買うような気がする。商品もよさそうでお洒落。人も親切。
雑貨とか見た後に、服を買って、お洒落なカフェで休憩
カフェで飲んだこのジュースはまずかった…。カップラーメンを買って、水を買って帰ってくる。
この日から、彼女がお腹を壊すが、カフェのトイレがキレイで助かった。薬局で下痢の薬も買った。
帰りはコンノートプレイスまでオートリキシャで移動。80ルピーって言ってきたけど、50ルピー以上は絶対払わないよ。ってスタンスだったら早々諦めてた。相場を知ったらオートリキシャは便利。涼しいしね。
信号待ちのときに、横のオートリキシャのオヤジが話しかけてくる。
チャンドニーチョウク オールドデリー
コンノートプレイスからメトロで移動してオールドデリーに行く。チャンドニーチョウク(Chandni Chowk)まで2駅で10ルピー。
地下鉄を降りたら、さっきまでいたカーンマーケットとは全然雰囲気が違う。子供がずっと俺の服をひっぱってくる。悲しい顔してるけど、無情にも相手はしませんでした。
次からは、子供が1人だったら、写真を撮らせてもらって1ルピーあげよう。1ルピーが適切なのかどうか分からんけど。
行きに駅前の通りに血だらけの人がいた。帰りは布が着せられていた。死んでたかも。
町はカオス。埃と人でごったがえし。USTREAMしたかったが、暗くて撮れなかった。
ゆっくりしたかったけど、日が暮れてきたので、帰ることにした。