インドのデリーでホームステイしてたときに、ちょうど最近、おじさんの親戚が結婚したそうで、そのときの結婚式のDVDを見せてくれました。
お見合い結婚が主流
インドの結婚式は盛大だ。800人ぐらい集まって、800万ぐらいかかって、徹夜で夜通し行われるそうだ。お見合い結婚が主流。恋愛結婚は増えてきたけど、まだ全体の4割ぐらいだそうです。結婚年齢は27歳ぐらいだけど、結婚時期は年々遅くなってきてるらしい。
カーストが違うと結婚できない
インド人ガイドに聞いたのだが、結婚にもカースト制度が大きく影響するそうだ。僕らのインド人ガイドは大学のときに好きな人がいて、2人は結婚したいと思っていた。しかし、カーストの違いで相手の親に反対されて叶わなかったと言う。
インドの結婚式の印象は女性の贈与
インドの結婚式のDVDを見た感想は儀式。女性の贈与。そんな印象を受けた。だからか分からんけど、DVDで見た新郎新婦は無表情。嬉しそうではなかった。長時間やってるから疲れてるのかもしれんが。
日本では自由で選択肢も多いので、結婚が晩年化してきている。自由恋愛の結婚が幸せなのか、儀式的にやる結婚が幸せなのか、難しいところだ。自由のリスクだ。
インドの結婚式は踊りまくり
結婚式DVDの中のグプタさんはマフィアのように悪そうだったが、踊りまくっていた。インド人は本当に踊るのが好き。みんながずっと踊っている。ちなみに、グプタさんの結婚式には2000人が集まったらしい。すごいですね。
結婚式の費用
インドの結婚式は一大イベントなので、すごくお金がかかる。結婚式の費用は新婦側の親が出すルールなので、子供は男のほうがお得。グプタさんには娘さんのシルビがいるので、シルビが結婚するときは、グプタさんが結婚式の費用の全額出すのだ。
だから、みんな男の子を生んでほしいんだろうね。子供を産むときの女の人へのプレッシャーは相当大きそうだ。娘ばかり生まれると金がかかって仕方ないのだ。
ダウリー(持参金)
新婦の親は結婚式の費用だけでも大変なのに、ダウリーという多額のお金も必要なそうです。ダウリーとは娘を嫁がせる父親から夫となる男性に払う多額の持参金や持参品のこと。
インドから帰ってきてからこのことを知りましたが、僕らがホームステイした家のおじさんも「娘がいるから金がかかる」と何度も言ってました。娘が3人いればマハラジャでも破産する、と言われるほど、高額のダウリーを要求されるそうです。時には、多額の借金を背負う人もいるそうです。
女性を「貰ってあげる」代わりに夫側の家族が多額の金品を要求するインドの社会習慣だそうです。ということは女性の贈与ではなく、負の資産という扱いなのですね。すごい話です。
どうでもいいけど、DVDを見るときも音楽を聞くときも音が大きい。
その後は、グプタさんの名刺をもらって、23時過ぎに部屋に戻る。
明日は8時に出発してアグラに向かいます!