朝起きて、シャワーを浴びる。
天井のサーキュレーターが回っているが、風が強すぎる。風量を一番弱くしてもブンブンうるさい。でも、止めると、じわじわ暑くなってくる。微妙な調整ができない。暑い。
屋上のほうが涼しいので、本を読むために屋上に上がったら、おばさんがヨガをしていた。
入口に背を向けて、集中モードでヨガをしてたので、邪魔しないように、屋上の隅っこに座って本を読んでいた。
本に集中してると、ふと気づくと、目の前におばさんがいた。
「ヨガをしたくないか?」
んー、したいけど、なんか気乗りしないので、お断りした。毎朝6時から7時までやってるそうだ。おじさんに見つかるとお金を取られるでしょうね。
ちなみに、ヨガはリシュケシュという場所が有名なんだけど、リシュケシュはデリーからバスで半日の距離。行きたかったけど、遠かったので断念。リシュケシュのヨガは、ツアーで行くと高いけど、自分で行ってヨガに参加すれば無料っぽいです。
朝食はカレーっぽいサンドイッチ
朝ごはんはサンドイッチとチャイ。チャイがうまい。サイドイッチにはカレーっぽいものが入ってる。カレーパンみたいな感じ。
屋上の部屋で寝てた日本人は、隣のビルから人影が迫ってきて寝れなかったそうだ。屋上は隣のビルと繋がってるから怖いな。
ツアー客が悩んでいるのが、チップの相場や払うタイミング。さっぱり分からない。サービスが悪い国にチップって必要なのか?そんな話をしてました。
家の周りをブラブラ
グプタさんに、「近くにスーパーはないのか?」と聞くと、「ない!」と即答。あまり話したくないのかなあと思ったが、インド人とはこういう感じなのかも。ホームステイはビジネスっぽい。僕の質問が続くと切り上げようとする。僕が質問ばかりだからかもしれないけど。
ご飯を食べたあとは、部屋に帰って、トイレで体調確認。大丈夫そうだ。ガイドが来るまで時間があるので、家の周りをブラブラしてみた。
道にはあちこちにウシが。
道路にはトイレがある。臭い。
お店がポツポツある。
10時30ぐらいにガイドが迎えに来た。来た途端に言う。
「問題があります。」
テロが予告されたらしい。「テレビ見ましたか?」と聞かれたが、見てない。ネットも繋がらないし、何も知らん。
テロが予告された?
テロが予告されたら、人が集まるところがターゲットになるから、家から出ないほうがいいし、人が大勢いる場所には行かないほうがいいらしい。だから、ショッピングエリアに行くのはダメだそうだ。
真剣な顔をして、「問題があります。」と繰り返していた。
ええぇ、どうなるの…。
そんな暗い話をしながら、車で移動しているとランチを食べるお店に到着してた。日本大使館の近くのMOTI MAHAL DELUXというカレー屋さん。周りには何もない。
閉まっている。12時かららしい。まだ11時30分。
「まだ店が空いてないよ。どうしたらいい?」
ってガイドに聞かれる。
知らんよ…。
12時が近づくにつれて、人が増えてくる。日本人旅行者とインド人ガイドがセットで現れる。ガイドの胸にはネームプレートが付いていて、HISとかSTWとか書かれている。ツアー旅行で使われるお店のようだ。
12時になって、店に入る。日本人ツアー客ばかりだ。できれば現地のカレー屋さんに行きたいなあ。
食事はタンドリーチキンと3種類のカレー。肉と豆のカレーがうまい。小さな玉ねぎの漬物もうまかった。多くて食べきれない。お腹いっぱいで残した。
インド人ガイドは僕らが食べているときは、どこかに行ってしまう。一緒に食べようって声をかけたが、一緒には食べない。これがカーストの考え方なのかは最後まで聞けなかった。
ドリンクは別料金で、チャイが250ルピーっていうから、高いよ。って言ったら、厳しい顔をしながら、高くないよ。って言ってた。
結局、ミネラルウォーターを頼んだら100ルピーだった。他の旅行者に聞いたら、ドリンクはタダだったけど、チップが100ルピーだったと言ってた。ルールが分からん。
テロについて気になっているので、質問するのだが、どうにも状況がわからない。彼との会話で不安となるのは、彼の口癖だ。何を言っても一言目は「そうです。」と言う。
「テロはどれぐらいの頻度で起きるのですか?」
「そうです。」
「月に1回ぐらいですか?」
「そうです。」
「週に1回ぐらいですか?」
「そうです。」
そりゃ、不安になるさ。