今日は、早起きしてバラナシで沐浴します。沐浴は体を清める行為で、ガンジス川で沐浴することで、罪が洗い流される。どんな悪いことをしても、ガンジスで洗い流せるのです。
世界のヒンズー教徒が生涯に一度は行きたいと願う聖地、それがバラナシ。人々はここに集い、沐浴し、修行し、また死ぬために、ここを訪れる。インドに行ったら、行っておきたい場所。
バラナシはVaranasi
この街はいろいろな読み方をするので最初はよく分からなかった。表記が統一されていないんです。「バラナシ」「ワーラーナシー」「ヴァーラーナスィー」「ベナレス」「バナーラス」など様々で、最初は混乱しました。
英語では、Varanasiです。
ベナレスは英語を間違って日本読みしたことがキッカケらしいが、今でもベナレスと書かれているところが多い。このブログではバラナシにしておく。
バラナシと言えば沐浴
バラナシと言えばガンジス。ガンジス川と言えば、沐浴!
正直、沐浴はちょっと怖い…。いろいろな噂を聞く。
ガンジス川には死体が浮いているのか?
ガンジス川に入ると下痢になるのか?汚いのか?
朝5時にホテルを出発して、ガンジス川の沐浴を見に行く。
早朝にもかかわらず、すでにガンジス川はすごい人!
音楽も鳴っていて、めちゃくちゃ賑やか。
ガート(火葬場)から船に乗って、ガンジス川を移動する。この日は曇りで、残念ながら日の出は見えなかった。
ガンジスの川沿いにある「ガート」は川岸に設置された階段のことを指すらしい。みんなガートに来て沐浴している。
ガンジス川の水は汚くて、沐浴後に下痢になる日本人は多いが、インド人も下痢になることがあるらしい。でも、死体も浮いてないし、どうしようもない汚さではなかった。観光客として行ってるからそういうところを見てないだけかもしれないけど。
1日のはじまりに沐浴をする。母なるガンガー(ガンジス川)はすべてを浄化する。今までの罪が、あっさりと洗い流せるらしい。
足が痒くてガンジス川に入るのが怖い
インドに来てから、僕は半ズボンで行動していたが、ズボンで隠れていない部分がとても痒い。風呂ではちょっとしみるので、ガンジス川に入るのを躊躇した。しかし、せっかく来たので、太もものへんまでがんばって入ってみた。インド人はガンジス川をバシャバシャと泳いでいたが、泳ぐ気にはなれない。
「ガンガーの水で口をゆすぎなさい。」と言われて恐る恐るやってる様子。
ガンジス川では洗濯してる人も多い。どうやら洗濯という職業があるらしい。
インドのバラナシでの沐浴動画
ガートは火葬場です。ガンジスに死体が流れているというのは、実際死体を流していたからだけど、最近はもう流れていないっぽい。僕は今回、死体は見なかった。
でも、ガンジスで死ぬとハッピーと考えられてるみたいなので、死を待つ人はいるそうだ。スタンバイ状態です。
朝のガンジス川は観光客だらけ
船に乗っていると、「バザールでござーる」と言いながら物売りの船が近づいてくる。
木彫りの神様セットがなかなか面白い。後で買えると思ってこの時は買わなかったが、旅行中にお土産を買うときがあまりなかったので、この時に買っておくべきだった。
船から見たガート
インド人と結婚した日本人の女性、久美子さんが経営している安宿、ゲストハウス久美子の家。有名らしい。
ガンジス川で朝日を見ながらヨガ
早朝に朝日を見ながらヨガをしている団体
みんなでヨガをしてたので、船から降りて見学しました。
ヨガのギャラリーもいます。
他の日本人旅行者と合流すると、全身ビシャビシャ。階段をすべってガンジス川に落ちたそうです。ずぶぬれになった服を絞ってました。ガンジスの水が口や耳に入ったそうです。体調を崩さないようにお祈りをさせていただきました。
突然ガンジス川に落ちたので、写真撮影ができなかったようで残念がってました。ガイドいわく、ビックリして撮影できないよー。
ガンジス川付近はのんびりしてて好きです。また行きたい。
沐浴、ガートに戻る
沐浴が終わって、船でガートに帰ってきた。そして、バラナシの街を歩く。火葬場を過ぎ、狭い道を歩く。あちこちに牛がいる。牛や牛の糞が大量にあって、街と一体化してるので、もうどれが糞か分からない。
子供が集まってくる。
「僕は貧しい少年。お母さんとお父さんは…。」
無視して突破。ホテルに戻った。