台中で有名な金礦928でのマッサージが終わると、随分回復した。すごいです。
お店を出ると、デカイKTVがたくさんある。というかKTVしかない!
エコに連れてきてもらったから、自分がどこにいるのか全然分からない。KTVが気になって仕方ないし、マッサージで回復したので、ちょっと見に行くことにした。
一番大きいKTVを目指した。道路の左側の建物がイチバン大きかったので歩いていった。道路は広いが、誰も歩いていない。もう遅いからかな。
金悦富理容KTV
到着したお店は、金悦富理容KTV。派手な建物。料金が知りたいので、中に入ってみると、いきなり5人に取り囲まれた。一斉に、なんか言うてる。何を言うてるか全然分からん。「いくらなん?」と聞いたら、オヤジとオバハンが1100元と同時に言う。同時に言うなよ。1人でいいって、なんで集まってくるん?
そんなに高くないから、1時間だけ入ってみることにした。
オバハンに連れられて、ゴージャスなロビーを通過して、部屋に案内された。ここからが大変だった。
このオバハンは完全に酔っ払っていて何を言うてるのか全然分からん。雰囲気での会話です。システムを説明しているようだ。この店は歌うだけだ、OKか?と繰り返し言うている気がした。英語です。
念の為、料金をもう一度聞くと、1500元と言う。
ん?1500元?さっき1100元って言ってたよ。って言うけど、全然通じない。
英語が分かる人を呼んでって言ったら、マネージャー的な人が出てきた。しかし、英語は通じない。僕の英語力の問題なのか、相手の英語力の問題なのかはわからない。会話は諦めて筆談した。
台中のKTVの料金体系
しつこく聞いてやっと分かった。KTVは部屋代と女の子の料金がかかる。この店の場合、部屋代が1500元(時間制限なし)、女の子が1人1時間1100元。(女の子は1時間単位)。だから、女の子を1人呼ぶと、1時間で2600元(1500+1100)ということだ。
カラオケというか、キャバクラみたいだ。ここまで来ちゃったから、まあいいかと思って、1時間だけいることにした。
英語が通じる女の子でお願いします。そう伝えて、部屋で待つ。しかし、誰も来ない。待てども待てども誰も来ない。1人カラオケするには広すぎる。仕組みが分からんから、呼び出しボタンを呼ぶ。そしたら、誰かがくる。
仕組みが分からんよ。待ってたらいいのか?待っている間は料金は発生しないよね?
ブワーっと適当な英語で言うと、困った顔をしてる。ちょっと待って的なジェスチャーをして帰っていった。でも、待っていても誰も来ない。忍耐強く待つが誰も来ない。だから、また呼び出しボタンを押す。これを3回やった。
3回目でまたマネージャーが登場。女の子を連れてきた。
YANから電話
突然、電話が鳴る。YANからだった!
電話の向こうでガヤガヤ話してる。そしたら、突然エコが電話に変わった。
いや、なんでって言われても…。
KTVがどんなもんか知りたかったのです。なんか怒ってる気がする…。いや、たぶん、心配してくれていたのだろう。だって、僕はマッサージに行ってたわけで、なにかに騙されたんじゃないかと思ったのかもしれない。心配かけて申し訳ない…。
横の女の子に携帯を渡した。何を言ってるか全然わからんけど、めっちゃしゃべってる。しばらくして電話が終わった。その女の子は英語が多少話せて、「いまからみんな来るよ」って僕に伝えてくれた。
だから、また料金を確認した。友達が増えたら料金はどうなるのか不安だった。結果、問題なかった。
KTVは部屋代と女の子のお金だけがかかる。だから、客が何人いても料金は同じ。2人が来ても値段は変わらない。たくさんの人で来たほうがお得なんですね。そして、ドリンクも食べ物も料金に含まっている。だから、食べたほうが得。
部屋代だけなら1500元なので、女の子を呼ばなければ、1500元だけ。たくさんの人で来たら、メシも飲み物も無料だからめちゃくちゃお得。それがKTVの料金ルールのようだ。
この時に気づいた。英語や日本語が分かる女の子がいないから、最初に待たされたのかもしれない。
みんなKTVにやってきた
10分後ぐらいに、YANとTAKAがやってきた。エコも来た。目が合う途端に爆笑するYAN。
このとき僕は、ドヤ顔だったと後世まで語り継がれることになる…。(んなことはないはず!)
タクシーの中で、エコは、なんで?なんで?と繰り返していたらしいが、YANが、
YOSHIはカラオケが好きなんです。
と、何度も何度も説明して、最終的に、そっか、と納得してたそうです。歌も歌わず、横のバニーガールと話し込んでいる僕は、いったいエコにどう写ったのだろう…。
KTVに到着するなり、中国語で女の子とガンガン話すエコ。何を話してるのかは全く分からない。まだ僕らに付き合ってくれる勢いだったけど、さすがに悪いので、タクシーに乗せて帰ってもらった。
こんな遅い時間まで付き合ってくれて、ほんまにありがとう。
フルーツと飲み物が机に山ほどある。
お腹いっぱいで食べられない。
カラオケの日本語の歌は少ないし、古い。
クラブでかなり飲んできたようでTAKAはベロベロ。同じことばっか言うし、声がでかいし、うるさかった。何度か部屋を出て行ったりして、日本でのTAKAとは別人です。
僕酔ってますから!
と、しばしば大声で叫ぶ。うるさい!
目をキラキラさせながら、ストレスフリーだ!と言ってます。よっぽど日本でストレスに囲まれているのでしょう(笑)。
女の子は1人だったけど、途中でもう1人参戦してきた。「私でよいでしょうか?」と何度も聞いてくる。お客が明確にYESと言わないと部屋に入れないようです。
その女の子は、日本が好きだから、他の客を捨ててこっちの部屋にやってきたそうです。日本語を少し話せるのでいろいろ教えてもらった。会話ができると楽しい!
彼女いわく、この店で日本語を話せる女の子は2人だけ。そして、こういうKTVは、接待で使われるか、現地のお金持ちしか来ない。僕みたいにフラッと日本人旅行者が入ってくることはないそうです。
長く働いているが、今までで僕が2人目で、1人目は迷い込んでしまったオジイだったそうです。
勇気あるねえ。っていうから、「危険なの?」って聞くと、危険じゃないけど、言葉が分からないから、怖いじゃない。って言われた。最初に筆談で料金を確認したから大丈夫かな。と思ったけど、普通は怖いものなのかもしれません。次の日にシエナに聞いたが、台中はヤクザが多いそうです…。
日本語がしゃべれる女の子は、「明日時間があったらガイドしてあげるよ」って言ってくれた。嬉しい。こうやって広がっていくのは本当に楽しい。
ちなみに、高級KTVはすごく高いらしい。一番有名なのが「金豹ゴールデンジャガー」という店。10万するらしい。(後日聞いた。)
結局、2時間いた。料金は3人で4200元。結構いろいろあって、密度が濃い2時間だった気がするけど、完全に酔っ払っていて、あんまり覚えていない。
こんな感じでKTV体験も終わり、大満足でタクシーで帰った。ホテルに着いたのは3時30分。3人ともベッドに入って、話してたら、いつの間にか寝てました。
今日も楽しかった。
台中2日目終了!
金悦富理容KTV
台中市西屯區市政路520號